子宮と感情

「病気/病(やまい)は氣から」といわれるように、気持ち・精神的なことが原因で症状が出ることがあります。

東洋医学的に、子宮・卵巣・生殖器は、【肝】・【腎】・【脾】と深く関わっています。

 

五臓と感情の関係

【肝】怒り・イライラ・責任

肝は、血を貯蔵し、子宮へ血を送ります。肝の気が滞ることで、子宮筋腫・生理不順やPMSが起こりやすくなります。

 

【腎】不安・恐れ・焦り

腎は「生殖を司る」といわれるように、生殖機能全般に関わります。腎の機能が低下することで、生理不順・卵巣機能も低下します。

 

【脾】思慮深・依存

脾は、血の機能をコントロールする役割があります。脾が弱くなると、生理不順・不正出血など起こりやすくなります。

糖質のコントロールにも関わります。
脾(膵臓)の働きが悪くなり、血糖値のコントロールができないと、インスリンが大量に分泌され、PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)にもつながります。

 

 

女性ホルモンは、脳の視床下部-下垂体からの指令を受けて、分泌されます。

視床下部は感情的な興奮(怒り、恐怖)や、不安や焦りなどの精神的ストレスの影響を受けやすい場所です。

そのため、黄体機能不全など、ホルモンバランスの乱れから出血する場合があります。(機能性出血)

 

このようなことから、婦人科系の症状も、身体としての子宮や卵巣のみにアプローチするのではなく、

他の臓器との関わりも含め、精神的なストレスの軽減が、妊活にも大きく影響します。

あい整体院